右田さんプロフィールを教えてください
昭和55年生まれ今年で43歳の右田慎一です。現在、熊本菊陽学園の施設入所と生活介護のサービスを利用しています。女優の福原遥さんの大ファンでYouTubeや本など観ていつも元気をもらっています。また、お笑いも好きで一番のお気に入りはとんねるずですね。ゲームにもはまっていて平日は毎日6時半に起床し、身だしなみなど準備を済ませて朝食前に少しだけゲームを楽しむ時間を作っています。
やりがいを感じていることは何ですか。
日中作業で義歯製作に必要なシリコン型をリサイクルのために細かく裁断する仕事をしています。早く、正確に、そして安全を一番に取り組んでいてなるべく多くの量ができ上がるように担当の職員さんと目標を立てて毎日ノートに記録しています。目標が達成できた時はとても喜びを感じます。
今までで大変だったことは何ですか?
施設の利用を開始した1年目は先輩たちと比べて色々な面で遅れをとっていたので追いつくまでに必死でした。
余暇の過ごし方について教えてください。
普段は好きなドリンクでも飲みながらタブレットでYouTubeを見たり、福原遥さんを検索したり趣味のゲームを楽しんでいます。タブレットでは音楽も聴いています。自分が若い頃に流行っていたラルク・アンシエルを聴くのが好きで、特に「セブンズハイ」という曲を気に入っています。
尊敬している人などはいますか。
職員の成松裕一郎さんという方です。いつも親切にしてくれて師匠のような存在です。
自分の中で決めていることや、ルールはありますか?
『人の役に立ちたい』という目標があります。学園では高齢の方と協力してリハビリのお手伝いに取り組んでいます。
利用者の会のリーダーになって変わったことはありますか?
人前で話す機会が増えて話すのが上手になったと感じています。
右田さんにとって幸せに暮らすとはどんなことですか
自分が幼いころに両親が離婚して、母一人で自分を育ててもらっています。小さい時から母親にはいつも助けられてばかりだったので、心配させないように熊本菊陽学園で自分もしっかり仕事を頑張り私生活を充実させて、休日に帰省した際には親孝行をしたいです。帰省の時にお母さんが買ってくる豚足は絶品です。
これから頑張っていきたいことはなんですか。
利用者の会リーダーの経験を活かして、施設内でも利用者自治会がありますので会長として立候補し、学園のために貢献したいと思います。また、数年前より障がい者技能大会(アビリンピック大会)の製品パッキング(紙製品組立、箱折)競技に出場しています。金賞を取って全国大会出場を目指します。
最後にみんなに伝えたいことがあればお願いします。
私は熊本市立藤園中学校の特殊学級を卒業して熊本菊陽学園にきました。当時、色々な不安で悩んだのを覚えています。今後は自分と同じような境遇の子どもたちと交流したりして少しでも役に立てたらいいなと思っています。次世代の人たちに夢と希望と挑戦を忘れずに頑張って欲しいと思います。