(福) 恵山会

昭和５５年１１月に社会福祉法人恵山会として創設。精神薄弱者厚生施設きずなの里を翌年４月１日より開設し、現在３５年目に至っています。所在地は、熊本県上天草市にあります。当施設は有明海が見渡せ、周りは山に囲まれ、自然豊かな環境にあります。そのため、食材には恵まれ海の幸や山の幸と豊富であり、毎日旬の食材を生かした給食の提供を行っております。
施設種別は生活介護、施設入所を主とした障害者支援施設であります。定員は生活介護、施設入所ともに６０名です。平成２３年４月に開設した共同生活事業所みゆきホームからも、７名の方が利用されており、昼間はきずなの里へ通われています。主な障害種別は、知的障害であります。近年は高齢化や、身体障害、精神障害を合併している方など重度化が進んでおり今後の課題としています。
日中活動としては、比較的に元気な方を中心としたあおぞら班と、高齢の方や、障害の重い方を中心としたのぞみ班と二つで構成され活動しています。あおぞら班は果樹菜園、栗園などで農作業を中心に行っております。育てているものとして、畑で行う野菜の栽培やデコポンや晩白柚、栗、梅、柿等の果樹園や、シイタケ栽培を乾燥も行っています。のぞみ班は主に体力維持を中心として活動しています。健康ホールでの元気体操や歩け歩けウォーキングを行っています。天気のいい日には、畑周辺を散歩するなど利用者みんなで健康維持に取り組んでいます。室内活動としては、ピエロ人形作りや、貼り絵や手芸など利用者の好みに応じた活動に取り組んでいます。
　また、平成２５年８月より指定特定相談支援事業所きずなを開設しました。相談事業所では主に計画相談を行っており、当施設利用者や地域の障害者の方のサービス等利用計画の作成からモニタリング行っています。今年は天草圏域の相談支援事業の委託を受け、市役所や保健所に代わり一般相談も受けています。